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重要な履歴書の書き方

「履歴書」のここを見られる!

就職や転職する際に一番重要なのが履歴書です。

◆スキルだけでなく、人となりまで判断される

転職者が企業に提出する応募書類は、履歴書・職務経歴書・添え状の3点セットです。
履歴書しか求められていなくても3点すべて提出します。

履歴書は、このなかでも採用担当者が一番最初に目を通すものです。
出来が悪いと、他 の職務経歴書・添え状を見てもらえないまま不採用になることもあります。
なぜそれほど、この「履歴書」が重要視されるのかというと、履歴書が応募者の概要を示すものだからです。

採用担当者は、履歴書から志望動機やスキルの有無はもちろん、応募者の半生やパーソナリティまで読み取ろうとします。
また、書き方を見れば、応募者の真剣さは一目瞭然です。

「私はこういう人間です」という主張のない履歴書では、相手をよく知っている場合を除き、採用担当者は応募者を判断できません。技術専門の学校を出ていなければ、どのようなスキルや経験を持っているか分かるように書く必要があります。

まして、それを伝えようとする工夫の跡もなければ、文字が走り書き、修正液を使っているなど、社会人としての礼儀を欠いているような書類では、問題外と言えます。 例えば、パソコンを使う仕事に、パソコンが全く使えない人の採用確率は、とても低いです。

自分をPRできるように「何をどう書くか」をよく考えて履歴書を作成しましょう。
履歴書の書き方について重要なポイントは、最低限のマナーを押さえておきましょう。

履歴書の書き方の基本

黒インクのペンか万年筆で手書きにする。

パソコンなら修正も量産も簡単だが、手書きの方が断然真 剣さが伝わる。また、履歴書はビジネス文書の一種なので 黒インクで書く。楷書で丁寧に書きましょう。

空欄をつくらない

自己アピールの場である履歴書に空欄があっては、やる気 を疑われる。きちんと全部埋められるよう、書きやすい履 歴書用紙を選ぶのは基本中の基本。

間違えたら新しい用紙に最初から書き直す

書き間違いがあったときに、修正液や二重線で修正するの は禁物。手間を惜しまない姿勢は最低限示す必要がある。 また、美しい書類の方が好感度が高いのは言うまでもない

文体・文字を統一する

「です・ます」調と「である」調が混在すると読みにくい。 同様に「~のとき」と「~の時」などのように文字が統一 されていない場合も、雑な印象になるので気をつけよう

コピーを送らない

手間のかかっていないコピーの書類は、「本気ではありません」と言っているようなもの。同じ理由で、他の会社で 使った履歴書を使い回すのも失礼になるのでやめよう

スキルのウソを書かない

必要経験にPCと書いてあるのに、採用したら、全く使えないということをよく聞きます。面接で四苦八苦するのが目に見えているうえ、運よく採用されてもずっと心苦しい気持ちで働くことに。「経歴やスキルなどの詐称」 は、絶対に避けるべきです。

いちばん書きやすい履歴書用紙を選ぼう!

◆「何でも同じ」は大間違い

コンビニでは1種類しか取り扱っていないことも多いですが、実は履歴書用紙にはさま ざまな書式のものがあります。必ず文具店などでいくつか比較したうえで購入してください。
用紙の左側はどれも大差ありません。特徴が出るのは右側です。
趣味や特技の欄が大き いもの、退職理由の欄があるもの、職歴をたくさん書き込めるものがベストです。
自分が自信を持って書ける項目があり、できればそのスペースが大きいものを選ぶ方が 絶対に有利なのです。

お勧めは、「志望動機」「退職理由」「本人希望欄」など、こちらが自由に書ける〈フ リースペース〉が大きいもの。
ここは応募者の熱意を示す履歴書のカナメであり、採用担 当者がもっとも注目する部分でもあります。

職歴や資格、趣味などをよりアピールしたいときは小さくてもやむを得ませんが、その 場合は職務経歴書や添え状などでフォローしましょう。 なお、サイズはA4とB5の2通りがありますので、書きやすいほうを選んでください。

「写真」は書類選考に大きく影響する

◆ビジュアルのインパクトは侮れない

履歴書を広げたとき、真っ先に目が行くのが「写真」です。
人は見た目ではないとは言え、ビジュアルの印象は文字情報を覆しかねないほどの威力を持っています。

美人とブス、若く見える人と老けて見える人、痩せている人と太っている人、身長が低い人と高い人など、かっこ悪い人とかっこいい人、人の印象はとても大事です。様々な職種で年齢や顔など、採用に左右される割合が実は高いことが分かっています。
自分が採用担当者の場合、複数応募があって、同じスキルの場合、人の顔や年齢で選びませんか?

書類選考に通りたい場合、写りはいいに越したことはなく、多少費用がかかっても、写真館で表情や姿勢などアドバイスを受けながら撮るのがベストです。
モノクロ、カラーどちらでもかまいません。

服装は、ビジネススーツかそれに準じたスーツの着用が基本です。
白や淡色無地のシャ ツに濃い色のジャケットを選ぶと顔が引き締まって見えます。
髪型は男女とも前髪が目に かからないようにし、できれば額を出すようにします。
長い髪は束ねて顔をスッキリ見せます。

絶対に使ってはいけないのは、スナップ写真やプリクラと呼ばれるようなものです。
履歴書はビジネス文書の一種ですので、それ用に撮られた写真を貼るのが常識です。
スピード写真も真剣味を疑われるので、時間がないとき以外は避けた方が無難です。

また、貼るときは所定の位置にまっすぐに。裏に名前を書いておくと、はがれたときにも安心です。
若いころの古い写真や他で使ったものを使い回すのは、見苦しくなり、バレるのでやめましょう。

履歴書の写真

● ヨコ3cm×タテ4cm(指定がある場合は従う)
● 脱帽して胸から上を撮影
背景はなし
● 白黒、カラーどちらでも可
タテ4cm
●3ヶ月以内に撮影したもの

服装

・ビジネススーツ、もしくはそれに準じたもの
・白っぽいシャツに濃い色のジャケットがベスト
・アクセサリーはつけない
・男性は原則ネクタイ着用(派手なものは避ける)

髪型

・前髪が目にかからないように。できれば額を出す
・長髪の場合は束ねるなどして顔の輪郭をきちんと出す
・応募先によるが、色はあまり明るすぎないように

・男性はヒゲをそる
・女性はきちんとメイクをする(ノーメイク不可)

転職者の「学歴」はこう書く

◆面接時のアピール材料にも

転職者の学歴は、新卒者ほど重要視されないのが普通です。
しかし、応募者がどういう人間なのかを知る手がかりになるものなので、詳しく書いて あった方が採用担当者は安心できます。
面接時に話題のひとつとして重宝することもあります。普通の学校よりも専門技術系の学校を卒業した場合は、勉強していてスキルを持っていることが分かるので、選考でかなり有利になります。

学歴は誰もが同じではないので、アピールの材料として活用することも可能です。
とくに社会人経験の短い人や未経験者は、ハンデを少しでも補える経験がないか探してみましょう。

応募先と関係のあるテーマを学んだことがあれば、それを書いてもいいし、留学経験について触れてもいいでしょう。
転校が多ければそれを裏づけにして、フリースペースで適応力を強調するという手もあります。

実際に考慮されるかは応募先にもよりますが、少しでも有利になる可能性があるのなら、書いておいた方が得というものです。
ただし、特別知ってほしいと思うことがなかったり、卒業して随分時間が経っている人などは型通りでかまいません。
他の特技やスキルなどで存分にアピールしてください。

◆学歴の具体的な書き方

学歴の書き出しは、まず「学歴・職歴」欄の1行目の中央に「学歴」と明記します。
具体的な事項は2行目から始めます。
注意が必要なのは年次です。公式な文書なので、こういう基本的なところでは絶対にミスのないよう正確に書いてください。
また、西暦と年号どちらを使ってもいいですが、必ず提出年月日や生年月日を統一します。